FOMC:声明は米経済の改善を示唆-市場関係者コメント

米連邦準備制度理事会(FRB) は16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、政策金利 であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を「長期にわたり」 ゼロ近辺にとどめる方針をあらためて示した。総額1兆2500億ドル の住宅ローン担保証券(MBS)購入については予定通り3月末で完 了することを確認した。カンザスシティー連銀のホーニグ総裁は2カ 月連続で反対票を投じた。

これについての市場関係者のコメントは以下の通り。

◎ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのシニア・ストラ テジスト、ジョン・ハーマン氏:

「米経済は一段と持続的な成長軌道に乗っているようだ」

「FRBが次の2回のFOMCでもこの政策の文言に固執したと すれば驚きだろう」

◎ブローダス前リッチモンド連銀総裁:

「米経済に関する議論の中で、6週間前よりも少し強くなったこ とを示唆する極めてかすかなニュアンスが出てきたのかもしれない」

「しかし著しい変化ではない」

利上げに向けて見通しを「変更する方針は声明には見当たらない」

「FOMCとバーナンキ議長は誰も驚かせたいとは思っていない ため、政策のいかなる変更であっても、その前にシグナルを送る強力 な努力がなされると思う」

◎ウィリアム・プール前セントルイス連銀総裁:

FOMCの声明について:「前回のFOMC以降、米経済は予想に 極めて合致した形で推移してきた」「計画を変更する理由はない」

ホーニグ総裁の反対票について:「ホーニグ総裁は一度反対票を投 じており、状況は基本的に同じであるため、長期にわたりという文言 が終わりに近づきつつあることを市場に明確に合図するべき時だと考 えているのだろう」

◎ペンシルベニア大学ウォートン校のジェレミー・シーゲル教授(金 融学):

「FRB自体は極めてデータに依存している」

「バーナンキFRB議長がデータは利上げの可能性を合図する水 準に近づいていると考えれば、議会証言や講演を通じて市場に備えさ せるだろう」

◎メシロウ・ファイナンシャルのチーフエコノミスト、ダイアン・ス ウォンク氏:

「声明は経済情勢の正確な更新情報を反映した」

「景気回復は続いているが、標準以下の軌道にとどまっている。 企業はようやく進んで物事に取り組み、手持ち資金を使い始めたが、 住宅市場の先行きと、より広範な景気回復への見通しはまだ暗い」

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE