仏ルノーと独ダイムラーの株式交換交渉が難航、価値めぐり-関係者

ドイツの自動車メーカー、ダイム ラーとフランス同業のルノーは株式交換を模索しているが、バリュエ ーション(株価評価)をめぐる見解の相違を解消できていない。株式 交換が実現すれば、ルノーと日産自動車の資本提携にダイムラーが加 わることになる。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

昨年12月に小型車の共同開発について交渉中だと表明したダイ ムラーとルノーは、株式交換についても協議している。同関係者らは 交渉が非公開だとして匿名で語った。

ダイムラーは車両やエンジンの共同開発で「メルセデス・ベンツ」 の「Aクラス」と「スマート」の収益性を改善するため、提携相手を 探している。サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、マ ックス・ウォーバートン氏(ロンドン在勤)は15日付のリポートで 業界の情報として、協議は「思ったより広範で進展している」と指摘。 資本提携が実現すれば、ルノーに「財務・戦略上の安定感」をもたら すとの見方を示した。

一方、UBSのアナリスト、フィリップ・ウショワ氏(ロンドン 在勤)は「わたしは両社の意思を見極めるのに苦労している」と述べ た上で、「両社が小型車以外でも提携する余地はさほど大きくない」 と語った。

ルノーと日産自動車のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO) は16日、インドのチェンナイで記者団に対し、両社は長期的な関係 構築に向けた株式交換に可能性を開いていると明言。その上で、日産 がダイムラーとの株式交換を模索しているとの報道について「憶測だ」 と指摘した。多くの提携先候補と協議していると述べたが、「決定し ていない案件」についてはコメントを控えた。

ダイムラーの広報担当者、フロリアン・マルテンス氏はルノーと の株式交換協議についてコメントを控えた。

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