野村の欧州責任者サイード氏退職へ-リーマン部門買収立役者

野村ホールディングスは欧州・中 東・アフリカ担当最高経営責任者(CEO)のサディック・サイード 氏が退職すると発表した。サイード氏は2008年に破たんした米リー マン・ブラザーズ・ホールディングスの欧州部門を野村が1年半前に 買収した際の立役者だった。

野村が16日に電子メールで配布した発表資料によると、サイー ド氏(56)は後継者が指名されるまで現職にとどまる。サイード氏の コメントは現時点では得られていない。

幹部人材あっせん会社パーセルのマネジングディレクター、ジョ ン・パーセル氏は「野村の発展の次の段階には、長期的なベースで仕 事をやり通すと約束する人材が必要になるだろう」と述べ、「野村は日 本で、長期的にこれを実践できると表明した人物を求めている」と語 った。

野村の国際部門は7-9月(第2四半期)に初めて国内部門を上 回る収益を上げた。柴田拓美副社長は資料で、サイード氏が域内の強 力な基盤を構築するため、2つの組織を見事に統合したと指摘した。

野村のロンドン在勤広報担当者は発表資料以上のことについては コメントを控えた。

パーセル氏は、サイード氏の後任は野村社内の人材が起用される 公算が大きいとみている。ロンドンの幹部人材あっせん会社ケネデ ィ・アソシエーツのジェーソン・ケネディ氏は、日本の金融機関の主 要部門を日本人以外が統括するのは珍しいため、野村の経営陣は日本 人幹部をサイード氏の後任に充てる態勢を整えている可能性が高いと の見方を示した。

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