ギリシャ国債が大幅高、S&Pがウオッチ・ネガティブの指定解除

ギリシャ国債相場は大幅に上昇。 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、同国の 財政赤字削減の取り組みを評価し、直ちに格下げする可能性はもはや 検討していないと明らかにしたことに反応した。

この日の価格上昇により、ギリシャ10年物国債は、欧州債の指標 となるドイツ連邦債とのスプレッドが約1週間ぶりの低水準に縮小し た。S&Pは16日、ギリシャの長期格付けを「BBB+」で維持する とともに、「クレジットウオッチ・ネガティブ」の指定を解除した。ド イツ連邦債相場も上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわ たって政策金利をゼロ付近にとどめる方針をあらためて表明するとの 観測を受けた。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 ピーター・チャットウェル氏は、「ギリシャ債相場はプラス圏にあり、 ドイツ連邦債とのスプレッドも縮小した」と指摘。「ギリシャ政府が取 った財政健全化措置の具体的な効果が出始めている。目の前の危険は 乗り越えた。今後は計画実行を貫く必要がある」と語った。

ロンドン時間午後5時(日本時間17日午前2時)現在、ギリシャ 2年物国債(表面利率4.3%、2012年3月償還)の利回りは13ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.72%。10年債は17bp 低下の6.16%。ドイツ連邦債はほぼ2bp低下の3.14%。ブルームバ ーグのデータによると、10年物のギリシャ債とドイツ連邦債のスプレ ッドは297bpと、前日の305bpから低下した。

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