ベルギーのKBC:BNPパリバに日本の証券子会社を売却へ

ベルギーの銀行・保険最大手のKB Cグループが仏銀大手のBNPパリバと、日本で証券業務を手掛ける子 会社の売却で最終交渉入ったことが16日、明らかになった。日本の証 券市場での業務拡大を目指す外資勢の動きが活発化している。

複数の関係者が匿名を条件に語ったところによると、ブリュッセル に本拠を置くKBCは、KBC証券(東京支店・港区)の売却で複数候 補と交渉を進めてきたが、BNPパリバと現在、最終調整しており、早 ければ月内にも合意に達する見込み。条件が合わなければ売却を断念す る可能性もある。

フィクスト・インカムや投資銀行業務に力を入れてきたBNPパリ バにとって、100人規模(2009年3月末)でエクイティー・リサーチや トレーディング業務を営むKBC証の買収は、株式関連業務の強化につ ながる。英バークレイズや米バンク・オブ・アメリカ(BOA)など同 業務を拡大している一部外資勢との競争が激化することになる。

欧米系が業務を拡大

BNPは1987年に東京に進出し、従業員は527人。株式関連では トレーディングや派生商品(デリバティブ)開発などを手掛けるが、ブ ルームバーグ・データによれば、株式調査業務では銀行、証券、自動車 などの主な業界について個別企業は特にカバーしていない。

KBC証は99年の開設。07年、08年、09年の3月期決算はそれぞ れ17億円、32億円、19億円と3期連続の赤字だった。KBCとBNP パリバの広報担当者からコメントは得られていない。

バークレイズは過去5年で日本の人員を約4倍の1000人体制に拡 大した。今後は株式調査やセールスのほか、投資銀行業務などでも採用 していく方針。BOAも先週、野村ホールディングスから富松陽介氏を IT(情報・技術)担当のアナリストとして採用するなど、株式調査業 務を拡大している。

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