米シティ:自己勘定部門の一部強化、退職者続出の中で攻勢へ-関係者

米銀シティグループが株式の自 己勘定取引部門の一つを強化していることが、事情に詳しい関係者の 話で分かった。政府が自己勘定取引の規制案を打ち出した後、同部門 では従業員22人のうち8人が退社したという。

この関係者によれば、シティの米国株取引の責任者、ケビン・ラ ッセル氏は先週、従業員や関係ある証券会社に対し、同自己勘定取引 部門の取引上限を引き上げ、資本を増強する可能性に言及した。また 関係者2人によると、同部門では責任者のマット・カーペンター氏が 2月に辞任した後、ポートフォリオマネジャーとアナリストのうち6 人が退社しており、この6人全員もしくは一部について後任を探すと いう。同部門の運営が部外秘であることを理由に匿名を条件に語った。

シティの自己勘定取引部門の総収入は、通年で約1億ドル(約 90億円)に上る。銀行の自己勘定取引などの規制案「ボルカー・ル ール」が示される中、シティは同部門の保持に努めている。

証券業界を担当するサンフォード・C・バーンスティーンのアナ リスト、ブラッド・ヒンツ氏は、「ボルカー・ルールはまだ成立して おらず、資本規制がどうなるか誰も知らない。なぜ、それを利用しな いのか」と理解を示した。

関係者によれば、カーペンター氏は、同行の自己勘定取引部門の 中の株式ロング・ショート戦略チームを率いていたが、副責任者のマ ット・ニュートン氏とともにヘッジファンドのムーア・キャピタル・ マネジメントに移籍した。

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