世界のヘッジファンド、10年は約20兆円が新規流入へ-ドイツ銀調査

世界のヘッジファンドに今年、2220 億ドル(約20兆円)の新規資金が流入する可能性があることが、ドイ ツ銀行がまとめた調査結果で明らかになった。予想通りなら、世界的 な金融危機で打撃を受けた2007年以降で初めてヘッジファンドへの 資金の純流入となる。

ドイツ銀の年次調査によると、こうした資金流入を受けてヘッジ ファンドの運用資産は1兆7200億ドルに増加する。米データ提供会社 ヘッジファンド・リサーチ(HFR)の推定によれば、09年に投資家 は1310億ドルを引き揚げ、12月には業界全体の運用資産は1兆6000 億ドルとなったもようだ。

HFRのデータによると、09年のヘッジファンドの平均リターン が1999年以来最高のプラス20%に達したことから、ヘッジファンド に投資家が回帰しつつある。ドイツ銀の調査では、投資家の74%はM SCI世界指数が今年上昇すると予想し、34%はS&P500種株価指 数が5-10%値上がりするとの見方を示しており、ヘッジファンドに は追い風が吹いている。

ドイツ銀のグローバル・プライム・ファイナンス部門共同責任者、 バリー・ボーザノ氏は電子メールで配布した資料で「09年にヘッジフ ァンド業界は10年ぶりの高い運用成績を記録した」と述べ、「投資家 は今年も堅調が続くと予測している」との見方を示した。

15日にドイツ銀が発表した代替投資調査は、資産運用会社や事業 法人、財団法人、寄付基金、ファンド・オブ・ファンズ、保険会社、 プライベートバンク、年金基金、投資コンサルタントなどが対象で、 これら回答者の今年1月時点のヘッジファンド資産の合計は1兆700 億ドル強だった。

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