コーセル株が連日の昨年来高値、設備需要回復の恩恵-三菱U証強気

産業機器用スイッチング電源を手 がけるコーセル株が4日続伸。設備機器の需要回復を背景に、今期 (2010年5月期)から来期(11年5月期)にかけて収益の急回復が見 込めるとして、投資家の買いを集めている。前日比4.2%高の1396円 まで上げ、連日で昨年来高値を更新した。

コーセルは11日午前に、国内の通信関連メーカーや環境関連業界 からスイッチング電源の引き合いが拡大しているとして、今期の業績 予想を上方修正した。連結営業利益は前期比23%増の30億5000万円 と、前回予想から5億5000万円上積みされた。業績上振れが好感され、 11日の午後以降、株価上昇が続く。

三菱UFJ証券の長谷川義人シニアアナリストは、15日付の投資 家向けリポートで、コーセルの業績が第3四半期(09年12月-10年 2月)に大きく回復し、10年5月期計画が増額修正されたことについ て、「半導体製造装置や医療機器など設備機器の需要回復と、競合他社 と比較した納期の短さが主な要因」と分析。その上で、回復のペース が想定以上として、同証としての業績予想を引き上げた。

三菱U証の新たな業績予想によると、連結営業利益は今期が前期 比24%増の30億9000万円、来期が今期推定比54%増の47億7000 万円と見込む。同証では業績予想の見直しに伴い、コーセルの投資判 断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標 株価を新たに1500円に設定した。目標株価は、来期予想1株当たり純 利益77.8円に、中小型電機関連業界50社のブルームバーグ・コンセ ンサスの予想PER(株価収益率)約19倍を乗じて算出している。

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