豪中銀議事録:景気加速に伴う段階的な利上げは適切

オーストラリア準備銀行(RBA、 中央銀行)は、豪経済が加速してインフレをあおるリスクがソブリン 債への懸念から新たな金融市場の混乱が引き起こされる可能性よりも 大きいと判断して、今月利上げを実施した。同中銀が16日、今月2 日の金融政策決定会合の議事録を公表した。

同議事録は、「会合の参加メンバーは、最も可能性の高い結果から 必要とされる政策を設定するとともに、他の結果が最終的に生じた場 合にそれに対応する準備を整えておくことが適切な路線だという点で 一致した」と説明した。

さらに、「金利を徐々に正常な水準に引き上げることが引き続き適 切であると、最近入手が可能になった証拠で確認されたとメンバーは 結論付けた」と付け加えた。

RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、スーリン・ オン氏(シドニー在勤)は「金利は明らかに上昇に向かっているが、 引き締めペースはより緩やかになると考えており、今回はその見方が 確認された」と指摘した。

シドニー先物取引所の午前11時53分(日本時間同9時53分) 現在の銀行間先物金利を基にブルームバーグが算出したところでは、 4月6日に開かれる次回会合で0.25ポイントの利上げが決定される 確率は28%と見込まれている。議事録公表前は34%だった。

議事録は、欧州の財政問題が「満足に解決されなければ」、新たな 市場の混乱と世界経済の弱さの再燃を引き起こしかねず、それが「豪 州に影響をもたらす可能性がある」と指摘。「そうした結果が起きる可 能性は否定できないものの、最も可能性が高いわけではない。中心的 な見通しは依然として、世界の景気拡大が大きな地域格差を伴いなが らも合理的なペースで継続するというものだ」との見解を示した。

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