200分割のくらコーポ株が4連騰、単元株制と実質増配好感

関西地盤に回転すし店をチェーン 展開するくらコーポレーション株が4連騰。4月30日時点の株主を対 象に1株を200株に分割し、5月1日には単元株制度を採用、単元株 式数を100株にすると15日に発表した。最低売買金額が従来の2分の 1に下がるため、投資家層の拡大や株式の流動性向上が期待された。

一時前日比7.9%高の31万4000円と昨年11月6日(31万9000 円)以来、約4カ月ぶりの高値水準を回復。午前出来高も1197株と、 すでに過去半年の1日当たり平均618株の2倍近くに達する。

併せて同社は、今期(2010年10月期)の年間配当を1株2000円 から12円に変更する方針も発表した。株式分割を考慮すると、実質 400 円増配となることも好感されている。

いちよし証券の鮫島誠一郎シニアアナリストは、「今期の単独税引 き利益が過去最高を更新する見通しなど、業績好調な中にあって、個 人株主の増加を狙った株式分割や実質増配による株主還元が素直に評 価されやすい」と指摘した。

くらコーポは、大量出店による成長戦略の路線を敷いていただけ に、依然として配当性向が約1割と、カッパ・クリエイトの3割に比 べ見劣りする。しかし鮫島氏は、前期末の借入金が10億円を割り込む など、財務体質にも余裕が出てきたことから、「今後は配当面も重視し ていく公算が大きい」と見ていた。

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