ユーロ圏財務相会合:ギリシャ向け金融支援の基礎を策定

ユーロ圏の財務相は15日の会合 で、債務問題を抱えるギリシャ向けの金融支援の基礎を築く一方で、 同国政府の財政赤字削減計画により、救済の必要はなくなるとの楽観 的な見方も示した。

ユーロ圏16カ国の財務相は、増税と賃金削減を盛り込んだ48億 ユーロ(約5940億円)規模のギリシャの財政再建計画が同国の財政 破たんを回避させることへの期待を示した上で、緊急支援のための戦 略を策定した。

ユーロ圏財務相会合(ユーロ・グループ)のユンケル議長(ルク センブルク首相兼国庫相)は終了後に記者団に対し、「必要となった場 合に迅速に実行できる協調行動を可能にする技術的な取り決めを明確 化した」と述べた。

ユーロ導入後の11年間で最も厳しい試練に直面し、欧州連合(E U)は財政運営が困難な国への支援というタブーを破った格好だが、 一方ではギリシャは自国で債務危機の克服が可能だとも主張した。

EUの行政執行機関、欧州委員会での勤務経験があるINGグル ープのエコノミスト、カーステン・ブルゼスキ氏は、「現時点では、政 治家には極めて扱いにくい問題だ」とし、「彼らは時間を稼ぐ必要があ る」と指摘した。

またユンケル議長は、融資保証は支援策の中に含まれないだろう と述べた。

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