米国株:上昇、終盤に反転-金融や消費関連株が高い

米株式相場は上昇。一時下落し ていたものの、取引終了1時間前に下げを消した。金融株が上げに 転じたほか、ウォルマート・ストアーズの投資判断引き上げやペプ シコの増配を受けて消費関連株も買い進まれた。

アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は一時

2.7%安まで下げたが、結局0.3%高で終了。フェアホルム・キャピ タル・マネジメントの責任者、ブルース・バーコウィッツ氏は、A IG株を「大量」に取得したことを明らかにした。ウォルマートは、 シティグループが買い推奨を出したことを受けて上昇。ペプシコも 高い。同社取締役会は、年間配当の引き上げと最大150億ドル相当 の自社株買い戻しを承認したと発表した。

S&P500種株価指数は前週末比0.1%高の1150.51で終了。一 時は0.7%安まで下げる場面もあった。ダウ工業株30種平均は17.46 ドル(0.2%)上げて10642.15ドル。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツで7億7500万ドル の運用に携わるウォルター・トッド氏は、「金融規制改革がある程 度明確になったことで相場は下げを縮小していき、最後は上昇して 終了した」と分析した。

FOMC前夜

前週末まで10営業日続伸していたS&P600小型株指数は

0.2%安で終了。

この日の相場は一時下げていたものの、鉱工業生産指数が上昇 したほかニューヨーク連銀製造業景況指数で活動の拡大が示された ことで、底堅い展開となっていた。また16日の米連邦公開市場委員 会(FOMC)を控え、様子見姿勢も見られた。

グリーンウッドのトッド氏は「あすFOMCが開かれることか ら、テクニカル面で非常に重要な水準である1150付近での動きが引 き続き見られるだろう」と述べた。

AIGは0.3%高の34.32ドル。一時は6.3%高まで上げる場面 もあった。バーコウィッツ氏はAIGの株式、転換社債、社債を 「大量」購入したことを明らかにした。

リッジワース・インベストメンツで資産運用に携わるアラン・ ゲイル氏は「AIG株が戻したことが、全体の上昇の一因かもしれ ない」と分析。「それでも、この日の投資家は幾分か慎重だったと いえるだろう」と述べた。

ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・ニューヨーク(BNY) メロン、USバンコープも一時の下げから反転し、上昇して終了し た。

ウォルマート、ペプシコ

ウォルマートは2.8%高の55.42ドル。シティは投資判断を「ホ ールド」から「買い」に引き上げた。値下げにより市場シェアを拡 大すると予想している。

ペプシコは1.6%上昇の66.15ドルと、5営業日続伸した。

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