トヨタにリコール車の代金返還求める-顧客が米裁判所に訴え

トヨタ自動車は、意図せぬ加速 などの不具合でリコール(無料の回収・修理)の対象となったトヨ タ車の顧客から、代金返還を求める訴えを米ワシントン州で起こさ れた。

シアトルの連邦地裁に15日提出された訴状によると、顧客側 は品質保証違反、安全ではない車両の販売、不当利得でトヨタを訴 えた。原告側弁護士によると、集団訴訟の認定を求めている今回の 訴訟は、トヨタに代金の全額返還を求める訴えとしては初のケース となる。

スティーブ・バーマン弁護士は発表文で、「トヨタ車の保有者 と話をすると、車を返却し、キーを渡してお金を受け取りたいと、 皆同じ要望を口にした」と明言。「まさにその解決策が法的に認め られると考えており、それができるように裁判所に求めている」と 説明した。

トヨタは意図せぬ急加速などの苦情を受け、これまでに800万 台余りをリコールした。米国では少なくとも118件の集団訴訟が起 こされており、制御不能な状態に車が加速したことが事故の原因だ と主張する個人の訴えも36件に上っている。

29の法律事務所で構成するグループは担当する個々の訴訟で さらに、メールと電子関連の詐欺について、組織犯罪を取り締まる リコ(RICO)法の適用を求めた。

RICO法では、違法行為に関与した個人や組織は3倍賠償の 責任があるとみなされ得る。米国でトヨタを相手取った訴訟を担当 する弁護士事務所の連盟、ATACによると、RICO法が適用さ れればトヨタの損害賠償額は100億ドル(約9040億円)余りに達 する可能性がある。

トヨタの広報担当ゾイ・ゼイグラー氏は、同社は係争中の訴訟 にはコメントしないと述べた。

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