米OSI、アステラス買収案を拒否-がん治療薬の想定売上高反映せず

米OSIファーマシューティカ ルズのゴダード最高経営責任者(CEO)は、アステラス製薬から 仕掛けられた35億ドル規模の敵対的買収案について、OSIのがん 治療薬「ターセバ」の好調で見込まれるピーク時の年間売上高70億 ドルを反映していないとの認識を示した。

ゴダードCEOは15日のインタビューで、アステラスが示した 1株当たり52ドルでの買収案は「当社が計画するターセバの開発・ 販売サイクルに何の価値も置いていない」と批判した。同CEOは ターセバの売上高がピークに達する時期についてはコメントしなか った。OSIのイングラム会長は株主にあてた書簡で、同買収案は がん治療薬を市場に投入し、黒字経営を維持するバイオテクノロジ ー企業であるOSIの価値を「十分に反映していない」として、ア ステラスによる株式買い付けに応じないよう求めた。

アステラスは主力薬の免疫抑制剤「プログラフ」の特許が切れ て以降、収入源となる新たな製品が必要となっている。プログラフ の2008年度の売上高は20億1000万ドルだった。アステラスはOS I買収を通じ、同社初の市販のがん治療薬となるターセバを獲得し たい考えだ。

アステラスは2日に買収案を提示。同社はこの買収案に関して OSIとは1年以上前に協議を開始していたと明らかにした。同買 収額は買収発表前の2月26日のOSI株終値を40%上回る。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE