米グーグルの中国顧客、契約移転の助言受ける-サイト閉鎖の観測で

インターネット検索最大手、米グ ーグルの中国版ウェブサイト閉鎖の観測が強まる中、同社の顧客であ る中国の広告主は、百度(バイドゥ・ドット・コム)などライバル企 業に契約を移すよう助言を受けている。パートナー企業も代替案を検 討し始めた。

グーグルや百度の広告枠を広告主に仲介販売しているエンポリ オアジア・レオ・バーネット(上海)のマネジングディレクター、ビ ンセント・コブラー氏は「百度に顧客を誘導することが多くなった」 と説明。「中国政府は強い姿勢で臨んでいる。グーグルは独自の理念 を持っているため、閉鎖するだろう」と指摘した。

中国政府は先週、グーグルが同社サイト「Google.cn」の検閲を 取りやめることになれば「無責任」だと指摘。その数日前には、同社 のエリック・シュミット会長が、中国当局との協議が「近く」結果に つながる可能性があるとの見通しを示していた。グーグルが撤退する ことになれば、中国の広告主や、シナ・コープやトム・オンラインな どのパートナー企業が、同社との関係見直しを強いられることになる。

シナの広報担当リウ・チ氏は「当社とグーグルの協力関係は、同 社の中国事業存続が前提になっている」と説明。その上で、シナには グーグルの撤退計画の影響を回避するための代替案があると述べた。

グーグルは1月12日、中国発のサイバー攻撃を受けたことを理 由に中国版サイトの検索結果の検閲を停止する計画を発表。同国政府 との交渉の結果次第では、同国事業を閉鎖する可能性があることを明 らかにした。

グーグルの広報担当ジル・ヘーゼルベーカー氏は、ブルームバー グ・ニュースの取材に対するコメントを控えた。

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