人民元オプション:予想変動率は低い水準維持へ-ウニクレディト

ウニクレディト・マーケッツ・ア ンド・インベストメント・バンキングの為替・債券担当アジア太平洋 地域責任者ジョー・クレーブン氏(香港在勤)は、中国人民元につい て次のようにコメントした。

クレーブン氏は5日、人民元オプションのボラティリティ(変動 率)は「高過ぎる」と指摘した。中国の温家宝首相は14日、人民元 の切り上げ圧力に対して反論。元相場見通しを反映する3カ月物のイ ンプライドボラティリティ(IV、予想変動率)は15日、35ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.35%となった。

「温首相のコメントは、中国が人民元を速いペースで上昇させる 可能性は低く当局はさらなる安定を望んでいるというわたしの見方 に沿ったものだ。当局は市場の元高願望を認識しているが、世界的な 景気回復が脆弱(ぜいじゃく)なことにも懸念を持っているため、元 相場を段階的かつ変動の少ない形で上昇させたい考えだ」

「比較的短期間のボラリティリティは、今後も抑えられる可能性 が高い」

「人民元の早期上昇期待は高くなり過ぎた。韓国ウォンなど影響 を受ける可能性があるアジア通貨は、中国ではなく、自らのファンダ メンタルズ(経済の基礎的諸条件)が後ろ盾になっている。下落場面 をとらえてアジア通貨の買い持ち高を再び増やすのが得策だ」

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