住友ゴム:「新車大国」中国でタイヤ需要が世界の3倍成長

タイヤ生産国内2位、住友ゴム工業 の三野哲治社長は、世界最大の新車市場を誇る中国のタイヤ需要見通し について今後数年間、世界市場の3倍の成長率で拡大していくとの見方 を示した。急増する自動車需要が支えになるという。

三野社長は12日、都内でブルームバーグ・ニュースとのインタビ ューで、世界のタイヤ販売量について「2010年以降は年率3%増が期待 できる」とし、中国やインド、ブラジルなど新興国の自動車需要がけん 引すると強調。その上で「中国のタイヤ販売量は年率10%前後、インド も5-8%程度で成長するだろう」との見通しを示した。

中国汽車工業協会(CAAM)によると、中国の09年の新車販売 台数は前年比で46%増の1360万台。政府の景気刺激策などを受けて大 幅に増加した結果、米国を抜き、世界最大の新車市場となった。今年に 入ってからも需要は引き続き旺盛で、2月の新車販売台数も前年同月比 で46%程度増加している。

商品投資顧問、JSCの重本貴樹チーフ・マネージャーは「中国の 09年のゴム総需要は370万トンで世界の40%と推定できる。2月の新 車販売も大幅に伸びており、今年も昨年以上の需要の伸びが期待できる だろう」と語る。

他方、懐疑的な見方をする専門家もいる。商品ファンド販売などを 手掛けるフジトミの斉藤和彦チーフ・アナリストは「実際には厳しいと みている。中国のゴム関係者の間では、今年の新車供給は過剰になると の見方が出ている」と指摘した。

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