欧州株は上昇へ、米国を上回る企業利益の伸びで-ストラテジスト予想

欧州の景気拡大は米国の半分のペ ースにとどまり、英国の財政赤字は対国内総生産(GDP)比12.6% に達する公算がある。だが、こうした問題も昨年の市場の底をとらえ たストラテジストらにとって何の障害にもならない。

英アブソリュート・ストラテジー・リサーチのアナリスト、イア ン・ハーネット氏によれば、西欧18カ国の企業の株式で構成するスト ックス欧州600指数は今年30%上昇する見込みだという。同氏は同指 数が1年にわたり64%上昇した局面の入り口で、投資家に株式の買い を推奨していた。

米銀JPモルガン・チェースの欧州株式ストラテジー部門責任者 ミスラブ・マテイカ氏は、欧州企業の利益が米国のS&P500種株価 指数を構成する企業の2倍の速さで増える中で、英ホテルとドイツの 靴メーカーの株式が値上がりすると予想する。

2009年3月に株価50%上昇の可能性を指摘していたハーネット 氏によると、現在は「一段高を指し示す強い複合的要因がある」とい う。同氏は「経済が崩れる可能性は低く、企業収益は依然として予想 を上回っており、バリュエーション(株価評価)も伸び切っていない」 と説明した。

マテイカ氏は、米国人が支出を拡大するのに伴い、「ホリデーイン」 を傘下に持つ英インターコンチネンタルホテルズグループやドイツ2 位のスポーツ用品メーカー、プーマの株式が上昇しそうだとみている。 同氏は、小売りや自動車、コンピューターなど景気拡大時に最も恩恵 を受ける業種を推奨。一方、公益企業や医薬品、通信株は売るよう投 資家に助言した。

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