欧州財務相会合、ギリシャ支援計画を検討-救済の不必要性も期待

欧州の財務相らは15日、ギリシ ャの緊縮財政策によって救済の必要がなくなることを期待する一方 で、ギリシャの債務危機克服を支援するための計画に取り組む見通 しだ。

ドイツのショイブレ財務相とフランスのラガルド財務相は、15 日午後と16日にブリュッセルで開かれる財務相会合で支援に関す る決断を下す可能性を否定している。48億ユーロ(約5990億円) の予算削減によってギリシャが財政健全性を取り戻すとの期待感が 背景にある。

投資家は、ギリシャが欧州最大の財政赤字に自国だけで対処で きるか疑念を示す。ドイツが将来的な救済計画のコストの大部分を 負担することになるとの懸念が広がるなか、ドイツ国債相場は先週、 下落した。

ブリュッセル自由大学(ULB)のアンドレ・サピア教授(経 済学)は「ギリシャに対策を講じさせ、問題の解決を期待する構え のようだ」とした上で、「それはあまり理に適っていない。ギリシ ャが何らかの支援を必要とする可能性は高いようだ」と述べた。

ギリシャ救済の負担をめぐる懸念を背景に、10年物ドイツ国 債利回りは11日時点で3.18%と、2週間ぶりの高水準を付けた。 英紙サンデー・テレグラフの報道によると、救済コストは推定250 億ユーロ以上。一方、ギリシャ国債相場は欧州からの支援への期待 感から上昇。10年債利回りは12日、10ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の6.23%となった。

支援の選択肢

EU会合の準備に詳しい関係者3人が12日語ったところでは、 ユーロ圏の政府が保証する債券発行や各国政府のローン供与などが、 ギリシャ支援の選択肢として挙がっている。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は15日午後5時(日 本時間16日午前1時)、EU財務相会合は16日午前9時に、それ ぞれ開かれる。議題には、ヘッジファンドやクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)の規制案も含まれる。

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