飯田産株2カ月半ぶり上昇率、収益性向上で業績増額含み-割安感も

戸建分譲住宅など建設・販売を行 う飯田産業株が一時、前週末比5.8%高の1509円と連騰。1月4日 (9.2%高)以来、約2カ月半ぶりの日中上昇率を記録した。用地や建 築部材の仕入れコストが軽減、収益性が高まっている点が評価された。

同社が12日の取引終了後に公表した9カ月累計(2009年5月- 10年1月期)連結決算によると、最終損益は41億円の黒字と、前年 同期の3300万円の赤字から大きく改善した。住宅取得を促す減税効果 などもあり、主力の戸建分譲住宅事業が好調に推移、営業利益率が

9.5%と、前年同期から8.1ポイント高まったことが奏功した。9カ月 累計の戸建分譲住宅の販売戸数は同9%増の2193戸。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の古島次郎シニ アアナリストは、「地価の下落などにより、土地の仕入れコストが低減 できているほか、建物にかかわるコストも合理化効果が出て軽減して いる。通期売上高が会社計画を確保できれば、利益は一段の上振れが 可能だ」と分析した。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を維持し ている。

同金融研では、飯田産の来期(11年4月期)の連結1株利益(E PS)を211円80銭と試算、株価収益率(PER)約7倍の現状株価 は割安との見方だ。「不動産セクターの一角とみられ、割安に放置され てきたが、住設機器セクターのPERはもっと高い。歴史的にみて、 同社株のPER10倍以上で評価が可能」と、古島氏は指摘している。

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