マレーシア中銀総裁:必要ならば追加利上げも-資産バブルを回避へ

マレーシア中央銀行は、今年の インフレ率は「緩やかな」数字となる公算が大きいものの、資産バ ブルを回避し、高いリターンを求める高リスク投資を阻止するため に追加利上げを行う可能性を示唆した。

ゼティ総裁は12日、クアラルンプールでブルームバーグテレビ ジョンのインタビューに応じ、「次回の金融政策決定会合で状況を検 討し、必要ならば一層の正常化に向けて努力する」と説明。「緩やか なインフレ率が続くと見込まれ、金融引き締めを促すものではない が、金利の正常化に向けた動きを妨げるものでもない」と語った。

マレーシア中銀は今月の金融政策決定会合で、政策金利を

2.25%に引き上げた。中銀としては、昨年のリセッション(景気後 退)からの回復を損なう「金融の不均衡」を阻止したいとゼティ総 裁は述べた。

メイバンク・インベストメント・バンク(クアラルンプール) のチーフエコノミスト、スハイミ・イリアス氏は、ゼティ総裁のイ ンタビュー前に、「現在の指標にマレーシアの資産バブルを示す明ら かな証拠は見当たらない」と指摘。それでも「徐々に上昇しつつあ るインフレ率を上回るリターンをマネーが追い求めるため、長期間 にわたって政策金利を極めて低い水準に据え置くことはリスクを伴 う」と語った。

ゼティ総裁は、政策金利をあまりにも長期間にわたって低すぎ る水準に据え置けば、借り入れコストは低水準にとどまると考える 向きによる「誤ったリスク評価」を招くとともに、資産バブルを生 みだすと指摘。中銀としては資産バブルが「近い将来」形成される とは見込んでいないが、高利回り資産の需要が高まっている兆しは 見受けられ、「重大なリスクをもたらしている」と語った。

-- With assistance from Anand Menon in Singapore. Editors: Stephanie Phang, Michael Dwyer

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Soraya Permatasari at +60-3-2302-7857 or soraya@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey in Tokyo at +81-3-3201-7553 or canstey@bloomberg.net

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