チリ:地震復興資金、推計2兆7000億円-銅基金利用や借り入れ計画

チリのピニェラ大統領は、2月27 日に同国を襲ったにマグニチュード(M)8.8の大地震からの復興に 必要なコストが300億ドル(約2兆7000億円)に上るとの推計を発表 し、銅輸出による収入を積み立てた財政安定化基金の取り崩しや国外 からの借り入れによって賄う計画を明らかにした。

ピニェラ大統領は12日、地震とそれに伴う津波による犠牲者は 500人を超えたと発表。多数の遺体が身元確認中で、「多数」が依然、 行方不明となっているため、犠牲者数はさらに増える可能性が高いと の見方を示した。

同大統領はサンティアゴで記者団に対し、「チリは数週間前より貧 しくなっている。人命や経済的富を失ったことにより貧しくなった」 と述べた。

同大統領は、復興基金の資金を確保するため2010年度予算を見直 すとともに、安定化基金も利用する方針を示した。チリは、財政赤字 が発生した場合に利用できる基金を国外で113億ドル積み立てている。 この資金の利用は、ペソを購入するためドルを売却することを意味し、 ペソが上昇する可能性につながる。

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