【個別銘柄】次世代送電網、海運、キヤノン、電線、HIS、筑波銀

更新日時

東京株式相場の材料銘柄の終値は 以下の通り。

次世代送電網(スマートグリッド)関連株:富士電機ホールディン グス(6504)が先週末比8.9%高の258円、東光電気(6921)が3.5% 高の653円など人気化。13日付の日本経済新聞朝刊は、中国政府が 2020年までに、スマートグリッドを活用した電力供給体制の整備に4 兆元(約50兆円)規模を投ずる方向で検討を始めた、と報じた。日本 企業にも商機が広がりそうという。

海運株:商船三井(9104)が2.1%高の630円など、TOPIX海 運指数は構成する9銘柄がすべて上げ、東証1部業種別上昇率で首位。 ばら積み船の国際運賃市況が12日に前日比5.7%高と3連騰し、約3 カ月ぶりの高値を記録。市況改善による業績期待が高まった。

キヤノン(7751):3%高の4165円と4営業日続伸。JPモルガ ン証券の森山久史アナリストによると、一部の投資家が企業の1-3月 期の業績を見極め始めており、同社については好業績が期待されている という。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(VCKWH、6632): 14%安の37円。ホーム&モバイルエレクトロニクス事業の低迷などを 理由に、10年3月期の純損失予想を従来の200億円から285億円に修 正した。一方、子会社の日本ビクターで不適切な会計処理が確認された ことに伴い、過年度決算の修正を行った。JPモルガン証券では、上場 廃止は免れたものの、春はまだ遠いとして投資判断の「ニュートラル」 を継続した。

電線株:古河電気工業(5801)が2%高の468円、昭和電線ホール ディングス(5805)が9.2%高の95円など。政府が光ファイバー回線 を敷設する専門会社を新設する方向で検討に入った、と読売新聞電子版 が15日に報道。これにより、超高速ブロードバンド(大容量通信)の 家庭への普及率を現在の約30%から15年をめどに100%に高めるとし ている。古河電工は中国での電力ケーブルシェアが高く、スマートグリ ッド関連としての側面も株価を押し上げた。

エイチ・アイ・エス(9603):5.2%高の1840円。第1四半期(09 年11月-10年1月期)の連結営業利益が前年同期比69%減の5億 5500万円と大幅減益になったことで、一時は2.5%安の1705円まで下 落した。ただ、野村証券では減益決算は想定内とし、今後は業績の急回 復が期待できるとして投資判断の「1(買い)」を強調。業績期待を支 えに切り返した。

筑波銀行(8338):3.1%高の266円。あおぞら銀行(8304)と資本 ・業務提携すると15日午後に発表した。あおぞら銀は筑波銀が31日に 発行する優先株への転換権付き永久劣後債50億円を引き受ける。あおぞ ら銀も6.2%高の138円と大幅高になった。

メガネスーパー(3318):9.4%安の106円。眼鏡の低価格競争や市 場縮小を受け、目論んだ客数増につながらなかったことなどを理由に、 10 年4月期の業績予想を下方修正。単体営業損益は従来計画の4億 4000万円の黒字から3億4500万円の赤字に転じる見込み。前期実績は 2億5700万円の赤字だった。

JPNホールディングス(8718):11%安の400円。6月にも完全 施行が予定されている貸金業法改正の影響で、主力取引先であるノンバ ンク業界の収益環境が厳しくなることや、サービサー事業の事業構造転 換を迫られていることから、11年1月期の連結営業利益は前期比40% 減の4億円を見込む。

AOKIホールディングス(8214):6.2%高の1226円と7連騰。 一時前週末比6.6%高の1230円と08年9月22日以来、約1年半ぶり の高値を付けた。景気回復を先取りする動きに加え、カラオケやブライ ダルなど多角化の動きを評価、投資家の買いが継続している。

スカイマーク(9204):2.2%安の409円。同社の新千歳発羽田行 きの便で今月11日、機長が自動操縦装置の高度入力を怠り、一時、管 制官の指示よりも約1950メートル高い高度で飛行していたことがわか った、と14日付の読売新聞などが伝えた。

飯田産業(8880):4.3%高の1488円。第3四半期(09年5月- 10年1月)連結最終損益は41億円の黒字と、前年同期の3300万円の 赤字から大きく改善した。住宅取得を促す減税効果などもあり、主力の 戸建分譲住宅事業が好調に推移、営業利益率が9.5%と、前年同期から

8.1ポイント高まったことが奏功した。

SUMCO(3436):4.7%高の1874円。10年1月期の連結営業 損益は865億円の赤字となった。前の期は450億円の黒字。主力のシリ コンウエハーの需要回復に時間がかかったことなどが要因。一方、今期 営業損益は均衡見通しで、クレディ・スイス証券では赤字解消見通しは ポジティブと指摘。

アルバック(6728):0.8%高の2388円と小幅ながら4連騰。中国 で発光ダイオード(LED)製造装置の現地生産を今秋にも始める、と 14日付の日経新聞朝刊が報道。資材を現地調達するなどして価格を日 本製装置の半分以下に抑え、成長市場での需要を取り込むという。

藤商事(6257):1.5%安の9万2500円。パチンコメーカー間の競争 が厳しさを増した上、1機種の販売を来期(11年3月期)に延期した ため、10年3月期の単体純利益は前期比51%減の25億円となる見通し。 従来計画は同2.4%増の52億円と増益を見込んでいた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE