米国株(12日):総じて下落、消費者マインド指数低下を嫌気

米株式相場は総じて下落。米小 売売上高が前月比で伸びたものの、消費者マインド指数の低下が嫌 気された。

金融のシティグループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)が下 落。S&P500種株価指数の金融株価指数は前日まで少なくとも 1989年以降で最長の連続高を記録していたが、この日は反落した。 製薬のファイザーは下落。同社の治療薬は胸部進行性腫瘍(しゅよ う)の進行を止めることができなかった。建設機器キャタピラーは 上昇、ダウ工業株30種平均の上げをけん引した。中国で建機需要の 拡大兆候が示されたのが背景。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落比率は9対10。S& P500種株価指数は前日比0.1%未満安の1149.99。一時は0.3%高ま で買い進まれていたが、3月のロイター・ミシガン大学消費者マイ ンド指数(速報値)で引き続き労働市場への懸念が示唆されたこと が嫌気され、下げに転じた。ダウ工業株30種平均は12.85ドル (0.1%)上げて10624.69ドル。

フィデュシャリー・トラストのマイケル・マレーニー氏は「信頼 感が弱まり始めているようだ」と述べ、「雇用が本当に改善するま で信頼感は低迷するだろう。さらに株式相場は今のところ、やや買 われ過ぎている。ここから小幅に下げても驚かないだろう」と続け た。

S&P500種は1月19日に1年3カ月ぶり高値の1150.23で引け たが、その後2月8日までに8.1%下落した。ギリシャを含む欧州の 複数国の財政に対して懸念が広がったほか、景気回復に伴い米連邦 準備制度理事会(FRB)が緊急措置を縮小する必要があるとの見 方が材料だった。

金融株

S&P500種の金融株価指数は0.4%安、11営業日ぶりに下げた。

シティグループは9営業日ぶりに下落。オッペンハイマーがシテ ィ株は適正価格に達したと指摘したことが嫌気された。

独立系証券会社大手チャールズ・シュワブも安い。同社は1-3 月(第1四半期)の1株当たり利益は、第4四半期の利益(1株当 たり14セント)を最大で4セント下回るとの見通しを示したのが手 掛かりだった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1 株当たり利益15セント。

BOAは1.6%安と、ダウ工業株30種平均銘柄の中で最大の値下 がり株となった。

S&P500種に採用されるヘルスケア関連株は0.4%下落した。フ ァイザーは1.2%値下がりした。

製薬のアボット・ラボラトリーズも下落。シティグループが同社 の株式投資判断を「ホールド」から「売り」に引き下げた。アボッ トは今年、「収益性について根本的な問題」に直面する可能性があ るとの見方が理由だ。

小売株

米商務省が12日に発表した2月の小売売上高(速報値)は季節調 整済みで前月比0.3%増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミスト予想の中央値では0.2%減だった。

S&P500種の小売株価指数は0.6%上昇した。

百貨店のシアーズ・ホールディングスやメーシーズはいずれも上 昇した。

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