中国は大規模な銀行救済迫られる恐れ-地方の公共事業向け融資が火種

中国は、同国の銀行の救済を余 儀なくされる恐れがある。2008年以来の大規模景気刺激の一環とし て銀行が実施した地方の公共事業向け融資が火種になると、米シティ グループと、米ノースウエスタン大学のビクター・シー教授がリスク を指摘した。

シティの大中華圏担当チーフエコノミスト、沈明高氏(香港在勤) は12日付のリポートで、「最悪のシナリオ」では地方政府の投資機 関関連の不良債権が11年までに2兆4000億元(約31兆7700億 円)に達することもあり得ると試算。

シー教授は「最も可能性が高いシナリオは、中国政府が金融セク ターに巨額資金を注入する救済策をまとめなければならなくなるとい うものだ」と述べた。同教授は数カ月をかけ約8000の地方政府系機 関による借り入れの状況を調査した。

中国の政府高官は今週、政府系の投資機関から生ずるリスクを制 限する方針を表明した。地方政府は投資機関を利用することで、借り 入れに関する規制を回避し、景気刺激プロジェクトに投じる資金を確 保してきた。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の上海責任者、閻 慶民氏は5日、地方政府がこれらの投資機関向け融資に付与した保証 を無効化することを中国当局が計画していると語った。

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