米AIGの慰留ボーナス回収、減額拒否の元従業員がネックに-関係者

米保険会社アメリカン・インタ ーナショナル・グループ(AIG)は、従業員が返還を約束した慰 留ボーナス4500万ドル(約41億円)の全額回収に向けた取り組 みで、減額受給を拒否している元従業員らがネックとなっている。 事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

交渉が非公開であることを理由に関係者が匿名を条件に語った ところでは、AIGは今月、ファイナンシャルプロダクツ部門の元 従業員にアンケートを送付し、同社退職後の給与所得の有無を尋ね た。2009年中に他の雇用主から報酬を得ていれば、同社から来週 支給される手当ての額が減らされることになるという。

AIGは09年3月に同部門の従業員に慰留ボーナスを支給して 反発を買い、米政府の企業幹部報酬監督官ケネス・ファインバーグ 氏は従業員が返還を約束した手当ての全額回収を求めている。AI Gもこれに応じて取り組みを進めており、同社を破たんの瀬戸際に 追い込んだとして批判を浴びた従業員らは、1月29日時点で計 3900万ドル相当のボーナス削減に合意していた。

関係者1人によれば、ファイナンシャルプロダクツ部門の現在 の従業員200人については、95%余りが10%の削減に同意。一方、 約60人の元従業員は大半が退職後の所得はないと回答し、減額受 給を拒否している。

AIG広報担当のマーク・ハー氏は発表資料で、「目標達成に向 けた取り組みを継続しており、達成できると確信している」と表明 した。

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