IEA:原油需要、発展途上国の成長ほどには伸びていない-田中氏

国際エネルギー機関(IEA)の 田中伸男事務局長は11日、発展途上国の経済成長ほど原油需要が伸び ていないとの見方を示した。

田中氏はヒューストンで開かれた会議で、「経済成長の回復に比べ ると原油需要は戻ってきていない。これまでのような景気回復が起きれ ば原油価格はもっと高くなっているはずだ」と述べた。

田中氏は天然ガス価格がかなり安いため、原油からガスへの移行が 進んでいるほか、米国の消費者が小型で燃費のいい乗用車に乗るように なりガソリン需要が抑制されていると説明した。

原油価格が過去1年間で94%上昇する一方、天然ガスは18%の上 昇にとどまっている。

田中氏は、経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進国の景気 回復が従来通りならば原油価格は1バレル当たり81-82ドルをはるか に上回ってもおかしくないと指摘し、「OECDの需要は既にピーク打 った。需要は新興国でしか伸びない」と述べた。

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