ギリシャGDPは今年約4%減も、政府見通しの甘さ指摘-ドイツ銀行

今年のギリシャ経済は、同国政 府が欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会に提出した財政赤 字削減計画で示した予想よりも「大幅に」縮小する。トマス・マイヤ ー氏らドイツ銀行のエコノミストがこうした見方を示した。

同行エコノミストらは10日付リポートで、ギリシャ政府は今年 の国内総生産(GDP)を0.3%減とみているが、過去30年余りで 最大の「4%減近くになる可能性がある」と予想。また財政赤字削減 は「極めて困難」で、緊縮財政計画で示した予測に比べて「かなりの 痛みを伴う」と指摘した。

さらに、「成長が目標を下回ればGDPギャップは大幅に拡大 し」、失業率は2012年までに20%へと急上昇すると分析した。政府 は失業率は最大10.5%とみている。

エコノミストらはその上で、失業の増加は歳入引き上げと公的債 務削減への取り組みに打撃を与えると指摘。また政府は公的債務の対 GDP比率を120%と予測しているが、約130%まで膨らむとの見方 を示した。

リポートはまた、「主なリスクは、避けられない短期の経済的痛 みをギリシャ国民が拒否することにある」とし、他のユーロ圏諸国が 救済してくれるという望みは「幻想」にすぎず、「長期的な景気の落 ち込み」につながるだけだと指摘した。

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