ブラジル株:反落、中国物価上昇と国内GDP統計で利上げ観測高まる

11日のブラジル株式相場は2カ 月ぶり高値から反落。小売株やエネルギー株が上昇したものの、ブラ ジルと中国が利上げに踏み切るとの観測から金属株の下げが優勢と なった。

鉄鉱石生産で世界最大手ヴァーレと中南米最大の鉄鋼メーカー、 ジェルダウは値下がり。中国の予想を上回る経済成長で同国政府が景 気刺激策を縮小するとの見方が広がった。一方、ブラジル最大のディ スカウント・チェーンを展開するロジャス・アメリカナスは値上がり。 同国の1月の小売売上高が大幅増となったことが好感された。ブラジ ル石油公社(ペトロブラス)も高い。同国の2009年10-12月(第 4四半期)国内総生産(GDP)が2年ぶりの高い伸び率となったこ とが手掛かり。

ボベスパ指数は前日比0.1%安の69884.61。同指数構成銘柄の うち値下がりは32銘柄、値上がりは28銘柄。BM&Fボベスパ小 型株指数は同0.1%高の1187.75。通貨レアルは0.3%高の1ドル =1.7639レアル。前日は1.7688レアルだった。

サフディ・プライベート・バンキングの運用担当者オタビオ・ビ エイラ氏は、「この日の市場の懸念対象は中国で、同国が予想よりも 早く強めにブレーキをかける必要に迫られる可能性があるというこ とだ」と指摘。「ブラジルの統計は、GDPが予想範囲内で、小売売 上高が予想を上回るなど好調だ。世界の見通しを別にすれば、相場は 上昇方向だ」と述べた。

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