1月米貿易赤字が改善:輸入減が寄与、輸出もマイナス

1月の米貿易赤字は予想外に縮 小した。海外原油や外国車への需要が落ち込んだことが背景にある。

商務省によると、財とサービスを合わせた貿易収支(国際収支 ベース、季節調整済み)は373億ドルの赤字と、前月の399億ド ル(速報値402億ドル)の赤字から赤字幅が6.6%縮小した。ブ ルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は 410 億ドルの赤字だった。

輸出は前月比0.3%減と、昨年4月以来、初めてのマイナスと なった。商業用航空機と自動車の輸出減が響いた。

輸入は今後数カ月間に回復する可能性がある。原油相場は上昇 傾向にあり、個人消費が回復、企業は再び在庫積み増しに動いてい る。一方、世界的な景気回復に加え、ドル安で米メーカーの海外売 り上げが増加するとみられている。

ウェルズ・ファーゴ証券のエコノミスト、ティム・クインラン 氏は「世界貿易は緩やかに回復し始めている。個人や企業は米国内 外で再び支出に向かっている」と述べた。

輸出

1月の輸出は5億ドル減少して1427億ドル。海外からの自動 車需要は5億4400万ドル減少し、商業用航空機の出荷は4億7400 万ドル減少した。

昨年のドル下落により、米国製製品の海外での魅力が増してい る。貿易加重平均のドル指数は2009年3月9日に付けた5年ぶり の高水準から約11%下げている。

IHSグローバル・インサイトの米国担当チーフエコノミスト、 ナイジェル・ゴールト氏は「輸出増加が製造業にとって重要な成長 源となるだろう」と指摘した。

輸入

輸入は1.7%減の1800億ドル。原油輸入量は2億4500万バ レルと、1999年2月以来で最低となった。

日独製を中心に自動車および部品の輸入は14億8000万ドル 減少した。

国内総生産(GDP)算出に使用されるインフレを控除した実 質財収支は410億ドルの赤字(前月438億ドル)に縮小。09年 10-12月(第4四半期)の平均とほぼ一致し、1月の時点では第 1四半期の経済成長予測に対して中立水準にとどまった。

てご覧ください。

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