外国人4週連続買い越し、個人など国内勢売り-3月1週日本株需給

東京証券取引所の発表によると、 外国人投資家は3月第1週(1-5日)まで4週連続で日本株を買い 越した。日本銀行の追加金融緩和観測が広がり、海外資金の流入が膨 らんだとみられている。

東証が11日に発表した3月1週の投資部門別売買動向によると、 東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、外国人の買越額は2326 億円となり、前の週(852億円)から拡大、1月3週(3236億円)以 来の高水準だった。

大和総研の土屋貴裕シニアストラテジストは、「ギリシャの財政問 題や米国を中心とした金融規制強化に対する警戒感が薄れつつある中、 海外投資家によるショートカバー(売り方の買い戻し)が入りやすい 状況になってきた」と指摘。3月1週の海外勢の動きは、「追加金融緩 和の一部報道を受けて、週末に買い戻しが集中した」と見ていた。

一方、国内勢で買い越したのは、証券自己(419億円)、その他法 人等(55億円)のみ。多くは売り主体となった。個人投資家は2週ぶ りの売り越しで、売越額は1604億円。このほかの主体の売越額は、信 託銀行(284億円)、投資信託(227億円)、事業法人(246億円)、生 保・損保(308億円)、都銀・地銀等(38億円)、その他金融機関(36 億円)。

事業法人や金融機関の動向について、土屋氏は「リスク資産の持 ち高比率を落とす動きの一環で構造的に売りが出やすい上、3月末の 接近で、決算対策の益出しや持ち合い解消の売りも出始めた」と言う。

3月1週の日経平均株価は、前の週末比2.4%高の1万368円と 4週連続の上昇で終えた。

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