2月の株式投信、資金流入額は5カ月ぶり高水準-投信協会

ブラジルの株式や債券を組み入れ る投資信託の販売が好調を持続し、2月の株式投信への資金純流入額 は昨年9月以来、5カ月ぶりの高水準となった。

投資信託協会が11日に発表した2月の投信概況によると、設定額 から解約・償還額を差し引いた株式投信の資金純流入額は5583億円。 先月の2910億円からほぼ倍増し、2009年9月の6436億円以来の多額 の資金が入った。純流入となるのは10カ月連続。

追加型株式投信の商品分類別に資金動向を見ると、多数の通貨建 てコースを備える通貨選択型が属するファンドオブファンズに差引 4203億円という高水準の資金が流入した。このカテゴリーの月末の純 資産総額は15兆4540億円になった。

野村アセットマネジメントや三菱UFJ投信から大型設定があっ たブラジル株式にけん引され、国際株式型にも1264億円が純流入。大 和証券投資信託委託の「ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型)」 など海外債券ファンドが入るバランス型も618億円の資金が純流入し、 純資産総額は18兆7712億円に増えた。

月末の株式投信の純資産総額は、前月末比639億円増の48兆4722 億円。東京証券取引所内で記者会見した投信協会の乾文男副会長は、 「円高と株安の影響が先月ほど大きく出なかったため、純資産総額が 2カ月ぶりに増加に転じた」と話した。評価減を中心とした運用減は 4944億円と、前月の2兆1264億円からは縮小したが、高水準の資金 流入をほぼ帳消しにした格好となった。

運用面では、TOPIXが0.8%下げるなど日本の株式相場が続 落した一方、米国や中国など世界の株式市場はおおむね上昇、MSC Iワールドインデックスは1.2%高と小動きだった。ただ、為替市場 で円が対欧州通貨で値上がりしたことが、外貨建て資産の評価額目減 りにつながった。円は対ユーロで3.1%上昇した。

公社債投信の純資産総額は前月末比2962億円減の11兆1711億円 と、減少に転じた。乾氏は「株式投信に資金が多く入る時は、資金の 待機先であるMRFが大幅に減少する傾向がある」としていた。

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