スミダ株が大幅続伸、アジア好調で今期営業黒字転換-低PER修正へ

コイル大手のスミダ・コーポレー ションの株価が一時、前日比7.7%高の924円と大幅続伸。2008年10 月2日以来、約1年5カ月ぶりの高値を付けた。人件費削減などで収益 性が改善しているうえ、アジア向けの製品出荷が伸びているため、今期 の営業黒字化は確実とみられているようだ。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の水田雅展シニ アアナリストは10日付で同社株の投資判断「中立プラス」を継続、 「アジア市場の需要好調がけん引する形で、固定費削減などの収益改善 策も本格的に寄与する」と指摘した。

TIWではスミダの連結営業利益を今期(10年12月期)30億円 (会社計画も30億円)、来期(11年12月期)を38億円と試算、収益 は回復基調にあるとみている。前期は2億3300万円の赤字だった。1 株利益(EPS)予想は今期104円、来期125円。

水田氏は10日終値で算出した株価収益率(PER)が今期ベース で約8倍だったことを挙げ、「製造業のPER平均が15倍程度で、ス ミダ株は明らかに割安」と分析。PER15倍の1500円を目指し、当面 は1000円近辺まで株価の見直しが進むとみていた。

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