ギリシャで今年2回目のゼネスト、緊縮策に抗議-株・債券安

ギリシャでは11日、労働組合 による今年2回目のゼネストが実施された。パパンドレウ首相が3 日発表した財政赤字削減のための48億ユーロ(約5940億円)規 模の追加緊縮策に抗議するもので、病院や空港、学校が閉鎖に追い 込まれた。

金融市場ではギリシャの債券・株式相場が下落した。ゼネスト で公共サービスは混乱し、アテネ国際空港では出発を予定していた 479便がすべて欠航。賃金カットや増税を盛り込んだ緊縮策に抗議 し、バスや地下鉄の運転士、医師、ジャーナリスト、教員らもスト に突入した。

民間労働者200万人が加入するギリシャ労働総同盟(GSEE) の広報担当者は「これまで講じられた措置は不当であり、労働者ば かりに犠牲を強いるもので、この危機を生み出した企業経営者やビ ジネスマン、バンカーには犠牲を強いていない」と述べた。GSE Eは組合員の9割がゼネストに入ったと説明した。

催涙ガス

11日の主な労組のデモは穏やかに実行されたが、アテネでは無 政府主義者の旗を掲げて百貨店やホテルを破壊する覆面のデモ隊も 見られ、機動隊が催涙ガスで対抗した。

ギリシャ国債相場は下落し、2年債利回りは24ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)上昇し5.06%。10年債利回りは5b p上昇し6.29%。CMAデータビジョンのロンドン時間午後3時 (日本時間12日午前零時)現在の価格情報によると、クレジッ ト・デフォルト・スワップ(CDS)市場でギリシャ国債の保証コ ストは19bp上昇し304bpと、1週間ぶりの高水準に達した。 3日の追加緊縮策発表以降6%上昇していたギリシャ株の指標アテ ネ総合指数は11日、0.7%下落した。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、ピータ ー・チャットウェル氏は「ストはギリシャ債を売る口実になり得る」 と述べ、「本当のリスクは、ストが暴動を招きかねないことだ。一 部の投資家はこれを売るための機会と見る可能性がある」と語った。

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