米ゴールドマン:地方債手数料の3分の1、ビルドアメリカ債で稼ぐ

米ゴールドマン・サックス・グル ープは、米連邦政府が補助するビルドアメリカ債364億ドル(約3兆 2950億円)で手数料5570万ドルを稼いだ。これは同社の地方債事業 全体の手数料の約3分の1。米上院財政委員会の有力メンバー、チ ャールズ・グラスリー議員(共和、アイオワ州)の質問にゴールドマ ンが答えた。

同議員にあてた今月1日付の書簡でゴールドマンのロイド・ブラ ンクフェイン最高経営責任者(CEO)は、ビルドアメリカ債の引受 業務獲得をめぐっては「10社を上回る主要金融機関が争い、激しい 競争が繰り広げられている」と指摘した。

ビルドアメリカ債は、米政府の景気刺激策の一環で、地方債市場 を活性化させようと昨年始まった。グラスリー議員は先月、「米国の 納税者が高めの引受手数料を通じてウォール街の投資銀行を助成し ているのではないかと懸念している」との書簡をブランクフェインC EOに送っている。この地方債は課税対象で、州政府や地方自治体が 発行する際、米財務省が金利コストの35%を負担する。

2008年の金融危機時に100億ドルの公的支援を受けたゴールド マンは、グラスリー議員にあてた2通目の9日付書簡で、ビルドアメ リカ債340億ドル相当の引き受けで5400万ドルの手数料を、24億 ドル規模の発行助言役として170万ドルをそれぞれ受け取っていた ことを明らかにした。同議員の広報を担当するジル・ガーバー氏が書 簡の内容を確認した。

ブランクフェインCEOは書簡で、ビルドアメリカ債が「投資家 の間に浸透するにつれ、引受手数料は下がってきた」と指摘。手数料 率は0.6-0.875%で、これに対して投資適格級社債を引き受ける際 は0.875%、免税対象の地方債では0.5-0.625%だと説明した。ゴ ールドマンの広報担当マイケル・デュバリー氏はこれ以上のコメント を控えた。

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