チリ大地震の保険会社負担額は最大6300億円-ミュンヘン再保険など

過去100年間で5番目の規模に相 当するチリ大地震で保険会社の負担する金額は総額40億-70億ドル (約3600億-6300億円)に上る可能性が高い。世界最大の再保険会 社2社が見通しを示した。

世界最大の再保険会社、ドイツのミュンヘン再保険によれば、2 月27日に発生したマグニチュード(M)8.8の大地震の保険請求額は、 保険各社にとって過去30年で2番目の高額となる公算が大きい。最高 は1994年に米カリフォルニア州で発生したノースリッジ地震での153 億ドル(インフレ調整前)。

同社は10日、チリ大地震関連で自社が負担する保険請求額が約4 億ユーロ(約490億円)になると試算した。一方、世界2位の再保険 会社、スイス再保険は同地震による同社への保険請求額を約5億ドル (約450億円)と想定していることを明らかにした。

スイス再保険は10日の発表で、「チリでは全国的に建築物に耐震 構造が採用されており、多くの建物が倒壊を免れたように見えるが、 深刻な被害を被った建物数は不明で、大規模な修理や解体が必要にな るだろう」と指摘。また「抵当物件となっている集合住宅や家屋に掛 けられている住宅保険がチリの地震保険の大部分を占めており、この 種の物件が受けた損害分と大手鉱工業施設の損害が損失保証額に相当 上乗せされるだろう」と述べた。

同社は今回のチリ大地震による経済的損失が合計150億ドル余り に達すると見積もっている。

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