メキシコの富豪スリム氏が首位-フォーブスの世界長者番付

米誌フォーブスが10日発表した毎 年恒例の世界長者番付で、メキシコの富豪カルロス・スリム氏が米マ イクロソフトのビル・ゲイツ会長と米投資・保険会社バークシャー・ ハサウェイのウォーレン・バフェット会長を抑えて、米国以外の資産 家としては16年ぶりにトップの座に就いた。

同誌によると、メキシコ国営電話会社を買収し、通信サービス王 国を築き上げたスリム氏(70)の純資産は185億ドル増の535億ドル (約4兆8400億円)。ゲイツ氏(54)は130億ドル増の530億ドルで 2位に後退し、バフェット氏(79)も資産が470億ドルと100億ドル 増加したものの、3位にとどまった。

米国以外の資産家がフォーブスの長者番付で首位を占めるのは、 1994年の堤義明氏(元コクド会長)以来となる。

フォーブスのシニアエディター、ルイサ・クロール氏は10日のイ ンタビューで、「われわれはここしばらくスリム氏に注目していた。首 位になる条件がいつそろうのかと思っていた」と語った。

クロール氏は、スリム氏の保有資産は上場企業5社の株式がその 8割強を占めていると説明。「スリム氏の純資産は株価動向を反映して いる。すべての資産が好調に推移した」と指摘した。

アジアの富豪トップ

アジアの富豪トップは、インドの石油精製・探査会社リライアン ス・インダストリーズのムケシュ・アンバニ会長(52)。資産は290 億ドルで世界4位だった。昨年は195億ドルで7位。

世界5位は、世界最大の鉄鋼メーカー、欧州アルセロール・ミタ ルのラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO、59)で、資産は94 億ドル増の287億ドル。同社の株価は過去1年間でほぼ2倍になった。 昨年は8位だった。

6位は、昨年の4位から後退した米ソフトウエア会社オラクルの ラリー・エリソンCEO(65)で、資産は55億ドル増の280億ドル。 7位は、15位から浮上した高級ブランド品最大手の仏LVMHモエ・ ヘネシー・ルイ・ヴィトンのベルナール・アルノー会長(61)で、110 億ドル増の275億ドルだった。

フォーブスの長者番付は、公開・非公開企業の持ち株、保有不動 産、芸術品や宝飾品への投資などに関する情報を基に集計されている。 評価額は2月12日の米国株市場取引終了時点。

-- Editors: Mark Schoifet, Don Frederick

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