【個別銘柄】証券、ファナク、オハラなどガラス、三菱ケミ、鉄商社

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材料銘柄の値動きは以下の通り。

証券株:東証1部33業種の上昇率1位は証券・商品先物取引。野 村ホールディングス(8604)が1.7%高の668円、カブドットコム証 券(8703)が2.5%高の9万5300円など。連騰の日経平均株価は終値 で1月21日以来の高値となる1万700円台に乗せ終了。来週16、17 日の日本銀行の金融政策決定会合を前に追加金融緩和期待が広がる中、 前週まで4週連続で外国人投資家が日本株を買い越していたことも東 証データで分かり、株式相場の先高観測が好影響を与えた。

ファナック(6954):1%高の9270円。日銀の追加金融緩和期待 が1ドル=90円台半ばと直近の円安水準での為替推移につながり、輸 出関連業種が堅調だった。日経平均の上昇寄与度上位に入ったファナ ックは、ドイツ証券が11日に投資判断を引き上げ。足元の工作機械回 復、新興国の賃金上昇などから主力のFAやロボットの今後の回復余 地が大きいとし、「ホールド」から「買い」に、目標株価を7800円か ら1万300円に見直した。

自動車株:日産自動車(7201)が2.4%高の764 円、富士重工業 (7270)が4.1%高の459円など。三菱UFJ証券は11日、両社の投 資判断を新規に「1(強いアウトパフォーム)」とした。

オハラ(5218):4.2%高の1581円。ハードディスクドライブの需 要拡大に積極的に対応、デジタル一眼レフカメラや交換レンズも伸び、 上期(2009年11月-10年4月)の連結純損益予想を6億円の黒字に 増額した。前回予想の3億8000万円の黒字、前年同期の7億円の赤字 からの改善が確認され、ゴールドマン・サックス証券では投資判断「中 立」は維持したが、想定以上の好決算として目標株価を1620円から 1650円へ上げた。東証ガラス・土石製品指数は33業種の上昇率2位 となり、旭硝子(5201)や日本板硝子(5202)なども高い。

三菱ケミカルホールディングス(4188):1.9%高の441円。炭素 製品や基礎石化製品の稼働率向上などで、10年3月期の連結純損益予 想を従来のゼロから110億円の黒字に増額する、と午後1時30分に発 表。以降に水準を切り上げ、一時449円と9日の年初来高値に並んだ。

第一三共(4568):1.3%高の1787円。午後1時に10年-12年度 の中期計画を発表、最終年度の目標を売上高で1兆1500億円、営業利 益で1800億円とすることを明らかにした。売上高全体の57%を海外 が占めるとし、営業利益は09年度比2倍弱に達する見込みで、収益拡 大意欲を評価する格好で発表後に水準を切り上げた。前日の米国市場 でヘルスケア関連株が買われた流れもあり、医薬品株は終日堅調。

日立造船(7004):3%高の139円。10年3月期に1株当たり2 円の期末配当を実施すると前日発表、12年ぶりの復配となる。ごみ焼 却炉建設訴訟の敗訴に伴う特別損失計上で、今期の連結純利益予想を 従来の100億円から70億円に減額したが、一定水準の利益確保が可能 になった点を復配理由とした。営業利益予想については、環境・プラ ント部門の利益率が改善、120億円から130億円に増額修正した。

日立製作所(6501):1.9%高の326円。4月に社長に昇格予定の 中西宏明副社長は11日のインタビューで、11年3月期の連結純損益 の黒字化は十分可能で、昨年12月に実施した過去最大の資本増強に続 く増資を「現在は考えていない」と明言。業績改善への期待が広がる 半面、需給悪化への警戒感が後退した

阪和興業(8078):7.5%高の404円。野村証券金融経済研究所は 11日、投資判断「1(買い)」で調査を開始。鋼材価格の上昇で、11 年3月期は大幅な営業増益が見込めるとしている。

JFE商事ホールディングス(3332):12%高の385円。野村証券 金融経済研究所は11日、投資判断「1(買い)」で調査を開始。鋼材 販売の利益構成比率が高い同社は、鋼材の価格上昇と需要が回復する 11年3月期に、ほかの鉄鋼専門商社を大きく上回る増益率が期待でき るとしている。目標株価は550円。

日清紡ホールディングス(3105):4.1%高の966円。同社の鵜沢 静社長が、11年3月期の連結営業利益は130億円程度と今期予想比で 100億円改善する見通しを明らかにした、と12日付の日本経済新聞朝 刊が報道。エレクトロニクス事業が黒字転換する上、繊維事業も損益 ゼロ程度となるといい、業績回復期待が広がった。

大東紡織(3202):30円(44%)高の98円でストップ高。中国・ 浙江省寧波市のアウトレットモール事業に参画すると前日発表。現地 の杉杉集団や三井不動産などが設立する合弁会社に5%出資、中国で のアパレル事業展開の礎を築く。同モールの開店は11年春の予定。

タカラバイオ(4974):5.3%高の20万3500円。米国でエイズ遺 伝子治療の臨床試験を行うため、米ペンシルベニア大学と共同研究契 約を締結した。米食品医薬品局(FDA)への臨床試験実施申請資料 (IND申請)の提出に向け、一連の作業を共同で行うという。

学情(2301):3.9%安の269円。中小企業の業況が厳しく、同社 の就職情報事業も低迷、第1四半期(09年11月-10年1月)の単体 営業損益は6500万円の赤字となった。前年同期は6400万円の赤字。

サカイオーベックス(3408):2.3%高の89円。10年3月期の連 結最終利益は従来予想比2.4倍の3億6000万円の見通しになった、と 前日発表。物流費や販売費の圧縮に努めたことが奏功した。

クミアイ化学工業(4996):2.4%安の283円。前年度の農薬価格 の改定に関連した駆け込み需要の反動、流通段階の在庫圧縮の影響な どから、第1四半期(09年11月-10年1月)の連結営業利益は前年 同期比1.3%減の2億9300万円だった。収益環境の低調が嫌気された。

沢井製薬(4555):3.4%高の6030円。クレディ・スイス証券は 11日、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。 目標株価は6400円。

フュートレック(2468):18%高の14万2000円。日本語の単語認 識精度を従来の85%から99%へ高めた音声認識ソフトを開発した、と 12日付の日経産業新聞が報道。データベースの語いを従来比30倍の 100万語に増やし、言語分析で先行する米グーグルを追撃するという。

明豊エンタープライズ(8927):11%高の190円。第3四半期以降 に予定していた物件の売却が前倒しで実現、売上高が想定を上回った ほか、支払い利息の抑制、貸倒引当金の戻入などを要因に、上期(09 年8-10年1月)の連結純利益は2億円と、従来計画の8000万円か ら上振れたもようと前日発表した。

ウインテスト(6721):7.6%安の2万5500円。デジタルカメラ需 要の回復で、CCDやCMOSイメージセンサー検査装置の需要が堅 調に推移し、上期(09年8月-10年1月)の営業利益は1500万円の 黒字を確保、従来計画の1400万円の赤字から上振れた。ただ、他分野 は設備投資低調の影響を受け、前年同期と比べれば91%減益。1400 万円の黒字と低水準を見込む10年7月通期予想は維持。

ウェッジホールディングス(2388):20%高の3万250円。東南ア ジアで展開するオートバイローンの引受事業の収益性向上、投資育成 事業での受取利息増加などで9日に10年9月期の連結純利益予想を 従来の2億5000万円から前期比2.2倍の4億5000万円に引き上げて 以来、連日の大幅高となった。同社はアニメ制作などが主力。

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