米経済は最悪期越えた、FRBは年内に利上げも-シーゲル教授

【記者:Le-Min Lim】

3月10日(ブルームバーグ): ペンシルベニア大学ウォートン校 のジェレミー・シーゲル教授(金融学)は、米経済が最悪期を越えた とし、米連邦準備制度理事会(FRB)は景気を冷やすため年内に利 上げに動く可能性があるとの見方を示した。

シーゲル教授は香港でインタビューに応じ、企業の設備投資は今 年の成長のけん引役として個人消費を上回ると予測。先月9.7%だっ た失業率については年内に9%を下回る水準に改善するとの見通しを 示した。こうした状況を受け、FRBは金融引き締めに迫られるもよ うで、通年の経済成長率も4%に達する可能性があると指摘した。

FRBについて同教授は、「私が考えるように状況が引き続き改善 する限り、利上げに抵抗はないだろう」と述べた。

欧州に関しては、ユーロがスペインやギリシャなどの輸出品を競 争力のないものにしているとし、こうした国が来年にもユーロ圏離脱 に向け交渉を開始する公算があると説明。ユーロ離脱は「困難で痛み を伴うものとなり、数年間わたってユーロ圏の足を引っ張るだろう」 と述べた。

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