英首相:24日に予算案提出へ、5月6日より前の総選挙の可能性低下

ブラウン英首相は政府の来年度予 算案を2週間後に提出することを明らかにした。これに伴い総選挙の 早期実施の余地が狭まった。

ブラウン首相率いる与党労働党は、世論調査の支持率でリードす る最大野党の保守党を追い上げており、首相が4月に総選挙を実施す るとの観測が出ていた。アナリストや労働党の資料は、5月6日の総 選挙が有力であることを示唆しているが、ブラウン首相には6月3日 まで時間が残されている。ブラウン首相が総選挙を行う前に議会には 予算案を審議する時間が必要だ。

英政府は景気回復が脆弱(ぜいじゃく)である限り景気支援策を 継続すると約束しており、ダーリング英財務相は3月24日、この公約 に基づく経済戦略を打ち出す。一方、保守党は投資家の信認回復には 大規模な歳出削減を今行うことが必要だと主張しており、同党への支 持は低下している。

ブラウン首相は10日、ロンドンで経済界首脳向けに講演し、「英 景気は現在拡大しつつあるが、回復はなお初期段階にすぎず、依然と して非常に脆弱だ」と警告した。

10日付の英大衆紙サンによると、ユーガブ(YouGov)が実 施した世論調査で、保守党の支持率36%に対し、労働党の支持率は 32%だった。

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