NZ中銀:政策金利を2.5%に据え置き、年央まで維持へ

ニュージーランド(NZ)準備銀 行(中央銀行)は、住宅価格の下落と個人消費の低迷が景気回復ペー スを鈍らせているとして、今年半ばまで利上げを見送る考えを示した。

NZ中銀は11日の政策決定会合で、オフィシャル・キャッシュ・ レートを過去最低の2.5%に据え置くことを決定した。ボラード総裁 は会合後の声明で、「家計は住宅販売に対してなお慎重であり、信用の 伸びも引き続き抑制されている」と指摘。「金融政策による景気刺激の 解除を開始する時期を引き続き2010年半ばごろと見込んでいる」と述 べた。

ボラード総裁はNZの景気について、銀行が資金調達コストを融 資先に転嫁することで住宅ローンや企業向け融資の金利が上昇し、需 要を抑制していると指摘し、「比較的停滞した状態にある」との見方を 示した。3月ないし4月にも利上げが実施される可能性は、1月の住 宅価格が下落し、2月のクレジットカード支出が2カ月連続で減少し たことで後退している。

外為市場では政策金利発表直後のウェリントン時間午前9時6分 (日本時間同5時6分)現在、NZドルは1NZドル=0.7030米ドル と、発表直前の同0.7068米ドルから下落している。

ボラード総裁は1月、昨年12月時点の予想通りの景気回復を想定 すれば、年央の利上げ実施が見込まれると述べていた。

ブルームバーグがエコノミスト13人を対象に実施した調査では、 利上げの時期を9人が6月、2人が4月、2人が7-9月期と予想し ている。11日の金利決定に関しては全員が据え置きを予想していた。

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