ECBのノワイエ氏:CDS規制強化を、低金利の投機悪用は容認せず

欧州中央銀行(ECB)政策委 員会メンバー、ノワイエ・フランス銀行(中央銀行)総裁は、ヘッ ジファンドが低金利を悪用してクレジット・デフォルト・スワップ (CDS)の投機性を高めていると指摘し、CDSの規制強化を訴 えた。仏紙ラジェフィとのインタビューで語った。

同総裁は「ヘッジファンドが中銀の提供する特に低い金利で調 達した資金を基にレバレッジを強く効かせ、大規模なポジションを 取ることが正常なことだろうか。そんなはずはない」と批判。「中 銀はヘッジファンドがソブリン債のCDSで投機的なポジションを 組むために金利を低く維持しているわけではない」と言明した。11 日付の同紙に掲載されるインタビューの内容はフランス銀行が確認 した。

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のバローゾ 委員長は9日、ギリシャの債務危機問題に触れ、ソブリン債を保証 するCDSの一部について、売却を禁止する可能性があることを示 唆した。ただ、ノワイエ総裁はインタビューで、CDSを全面的に 禁止すべきではないとも述べている。

同総裁は「CDS市場の不透明な部分は容認できない。この市 場は中銀の責任下に置かれるべきだ」と語った。さらに、「市場は いつも過剰反応する傾向がある。市場の反応は財政収支を健全化す る以外に解決策はないことを強調している」としたが、ギリシャが 債務不履行に陥る可能性については全面的に否定した。

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