ECBウェーバー氏:ボルカー・ルールに「著しい欠陥」-負の影響も

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、ドイツ連邦銀行(中央銀行)のウェーバー総裁は、銀行 の自己勘定取引を禁止する「ボルカー・ルール」には「著しい」欠陥 があるとの見解を示した。

ウェーバー総裁は10日、ダブリンで講演し、「特定の活動、ここ で言っているのはリスクは恐らく高いが経済的には必ずしも非効率で ない活動だが、このようなものを完全に禁じるのは、非常に幅広い影 響を持つ市場介入だ」と述べ、ボルカー・ルールは「金融政策効果の 浸透に望ましくない影響を与える」などの「意図せざる、好ましくな い結果をもたらす可能性がある」と指摘した。

同総裁はボルカー・ルールの欠点として「ヘッジファンドや投資 銀行などの投資機関には適用されない公算が大きい」ことを挙げた上 で、「これらの機関の破たんも、金融システム全体をゆがませることが 可能だ」と説明した。「さらに、欧州の経験からは、幅広い業務分野を 持つユニバーサルバンク(総合金融機関)が危機時の安定化要因にも なれることが分かった」とも述べた。

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