ポルトガル国債入札、落札利回りは低下-格下げ懸念にもかかわらず

ポルトガル政府が10日実施し た国債入札では、格下げの可能性があるとの格付け会社フィッチ・ レーティングスのコメントにもかかわらず、借り入れコストが低下 した。

ポルトガル政府は2021年償還債9億9000万ユーロ(約1220億 円)を入札。公債当局によると、表面利率3.85%の同銘柄の落札利 回りは平均4.171%だった。先月に銀行団のシンジケーションを通じ て実施した同年限の国債の売却では4.82%だった。

ポルトガルのソクラテス首相は09年に国内総生産(GDP)比 で9.3%に上った財政赤字の削減を公約している。同じく財政赤字に 悩むギリシャにつれてポルトガル債も売り込まれていたが、欧州委 員会のプローディ前委員長はこの日、ギリシャをめぐる金融混乱の 最悪期は過ぎたとの見方を示した。

INGグループの債券ストラテジスト、ウィルソン・チン氏は 「ポルトガルはギリシャではないことを証明するため最善を尽くす だろう」とし、「フィッチの9日のコメントにもかかわらず、ポル トガル債への需要は比較的強い」と話した。フィッチは昨年9月か らポルトガルの格付け見通しを「ネガティブ」としているが、昨日 はあらためて格下げの可能性に言及した。フィッチから付与された ポルトガルの格付けは「AA」。

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