OECD:先進国の回復は「不安定」に-構造改革が回復強化のかぎ

経済協力開発機構(OECD)は、 先進国の景気回復は「緩慢で不安定」なものになる見込みであるもの の、労働力とモノの市場構造改革を進めることにより、回復を強化す ることが可能だとの見方を示した。

チーフエコノミストのピエールカルロ・パドアン氏は10日公表 の報告で、「リセッション(景気後退)が残した深いつめ跡は何年間も 消えずに残るだろう」が、「今、適切な政策措置を講じることにより、 この傷を最小限にすることが可能だ」と分析した。

OECDは、経済見通しが1年前に比べ改善したことを指摘し、 政策当局はリセッション対策として導入した緊急措置を徐々に解除す るとともに、景気回復を補強する新たな政策へと転換するべきだと論 じた。

さらに、OECD加盟国はこれまでのところ、「強い保護主義」の ような間違った政策を回避していると評価した上で、研究やインフラ に投資するとともに、雇用市場の柔軟性を高め財政赤字を削減する政 策を追求することにより、危機の長期的な悪影響を抑えることができ るとの見解を示した。

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