民主党:日航問題でPT立ち上げ、粉飾決算の可能性などを調査

企業再生支援機構の下で再建を目 指す日本航空をめぐり、民主党の参院有志議員は10日、過去の粉飾決 算の可能性や経営責任、政官業のもたれ合い関係を検証するプロジェ クトチーム(PT)を立ち上げた。航空行政を見直すきっかけとし、 経営破たんした日航の過去の決算や支援の経緯などを調査する。

チームの名称は「日本の空を考えるPT」で、参院政策審議会長 の桜井充議員、白眞勲議員、大久保勉議員らが立ち上げを呼び掛けた。 この日の初会合では「法廷会計学VS粉飾決算」などの著書がある会計 士の細野祐二氏を講師に招き、同党会派の参院議員が勉強会に参加。 勉強会では、日航の過去の財務諸表で不透明な部分についての説明が あったほか、議員による質疑が行われた。

同PTは民主党政審の下部組織の一つとの位置付けで、この勉強 会の内容などを国会の予算委員会などでも適宜質問として取り上げる 方針。終了後に会見した桜井議員は「来月までに一定のまとめを行い たい」と述べた。また、自民党政権時代に日航では粉飾決算や無駄使 いが行われていた可能性があると語り、その解明のきっかけをつくり たいとの考えを示した。

さらに、大久保議員は今後の勉強会で、日航の西松遥前社長のほ か、日本政策投資銀行幹部、日航監査を担当してきた新日本監査法人、 さらに過去の機材調達の実情を調べるため欧州航空機メーカーのエア バス関係者などもPTに招き、話を聞きたいとの意向も示した。

白議員はPT立ち上げの狙いについて「日航がきちんと再生して 生まれ変わるためには、過去の負の遺産と言われているものについて 解明することは必要不可欠であり、そのためのプロセスの一つと認識 している」と強調した。

--取材協力:クリス・クーパー Editor:Hideki Asai, Hitoshi Ozawa

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