投資家の株式見通しが強気に、ギリシャ懸念後退-ブルームバーグ調査

株式に対する投資家の信頼感が世 界各地で回復している。ギリシャの財政危機が世界経済を脱線させる ことはないとの兆候が広がっていることが背景にある。

3月のブルームバーグ・プロフェッショナル・グローバル信頼感 調査によれば、株式相場に関する楽観的な見方は調査対象の10カ国中 8カ国で改善した。米国株の指標、S&P500種株価指数に対するセ ンチメントを表す指標は34%上昇の47.80と、2007年11月に調査を 開始して以来3番目に大きい伸びとなった。同指数は50を上回ると、 投資家が今後6カ月に株価が上昇すると予想していることを示す。

調査はMSCI世界指数が週間ベースで3.3%高と5カ月ぶりの 大幅上昇となった3月1-5日に、ブルームバーグ端末ユーザー1401 人を対象に実施した。

ウェルズ・キャピタル・マネジメントの主任投資ストラテジスト、 ジェームズ・ポールセン氏は「株式相場を高値更新へと押し上げる勢 いが十分にある」と指摘した。

先進23カ国の企業の株式で構成されるMSCI世界指数は、1カ 月前に5カ月ぶりの安値を付けた後、9日までに7.5%上昇した。ギ リシャやスペイン、ポルトガルが財政赤字の抑制に苦戦するとの観測 や、銀行のリスクテークを制限するオバマ米大統領の金融規制改革案 を受け、同指数は3週間で9.2%値下がりしていた。

ギリシャの嵐を乗り切る

今回の調査に参加したインターブローカーズ・エスパニョーラ(バ ルセロナ)の運用担当者、フェルナンド・エスピノーサ氏は「市場は ギリシャの嵐を乗り切ったようだ」と指摘。「問題の多くはまだ残って いるが、収まりつつある」との見方を示した。

フランス株に対する投資家の信頼感を示すブルームバーグ指数は 18%上昇の62.50と、米国に次ぐ高い伸びとなった。フランス株の指 標、CAC40は先月25日以降7.4%値上がりしている。

その他の国では、スイスが8%上昇の54.26、スペインは3.9%上 げて36.72。イタリアは5%上昇の58.33と8カ月連続で50を上回り、 欧州諸国の中で最も長く50を上回る水準を維持している。

一方、ドイツは14%低下の43.33、英国は7.6%下げ41.33と、 いずれも2カ月連続の低下となった。

日本は7.7%上昇の54.25。日経平均株価は月間ベースで1月と2 月に下落している。12カ月連続で投資家の強気センチメントが続いて いるメキシコは6.3%上昇の64.71だった。

ブラジルは1.4%上昇の69.50。伸び率は調査対象10カ国で最低 だったが、指数は最も高い数字だった。

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