世界経済信頼感:3月は低下、ギリシャ問題響く-ブルームバーグ調査

ブルームバーグが端末ユーザーを 対象にまとめた3月の調査によると、世界経済に対する信頼感は2カ 月連続で低下した。ギリシャの財政危機が世界的な景気回復を妨げる との懸念が響いた。

3月のブルームバーグ・プロフェッショナル・グローバル信頼感 指数は53.8と、2月の54.9から低下した。ただ、楽観的な見方と悲 観的な見方の境目となる50は8カ月連続で上回った。欧州のセンチメ ントを示す指数は低下。欧州首脳らは、ギリシャ政府が財政再建に苦 しめば、ユーロ圏が同国を支援する用意があると表明した。

財政赤字が信頼感に影響を及ぼしており、一部の国・地域では持 続的な回復の兆候が表れる前に政策当局が財政刺激策を抑制する必要 が生じる恐れもある。

スタンダードチャータード銀行の東南アジア経済調査責任者で調 査回答者のタイ・フイ氏(シンガポール在勤)は、「信頼感がやや揺ら いでおり、ギリシャ問題は政府が財政規律を厳守する必要性を促すタ イムリーな出来事だ」と指摘。「各国政府は財政を強化し始めており、 近いうちに歳出計画の拡大を目指すことはないだろう」と語った。

西欧の調査参加者の景況感を示す指数は41と、前月の49.8から 低下した。3月1-5日実施された今回の調査には、1612人のユーザ ーが参加した。

米国、アジア、中南米

米国の指数は48.5と、前月の41.3から上昇。2月の米失業率は

9.7%にとどまった一方、非農業部門雇用者数は前月比3万6000人減 少と予想より小幅な落ち込みとなり、労働市場の強さが増しているこ とを示唆した。米供給管理協会(ISM)によれば、2月はサービス 部門が予想以上に改善し、製造業部門は7カ月連続で拡大した。

アジアの指数は75.9と、前月の70.8から上昇。日本の指数は44.8。 前月は40.6だった。アジア太平洋地域は世界的なリセッション(景気 後退)脱却を主導しており、オーストラリアやマレーシア、ベトナム など同地域の中銀は資産バブルを回避しインフレを抑制するため、政 策金利を引き上げている。

中南米の指数は74.5と、2月の64.6を大きく上回った。ただ、 ブラジルの指数は86と、前月の85.8から小幅な上昇にとどまった。

-- With assistance from Klaus Wille in Zurich. Editors: Michael Dwyer, Chris Anstey

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Shamim Adam in Singapore at +65-6212-1102 or sadam2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +81-3-3201-7553 or canstey@bloomberg.net

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