ドルに対する強気の見方、1年半ぶり高水準-ブルームバーグ調査

投資家のドルに対する見方がリー マン・ショック後で最も強気になったことが、ブルームバーグの端末 ユーザーを対象にした最新調査で分かった。米国の景気拡大が欧州や 日本より速いペースで進むとの期待が背景だ。

ブルームバーグ・プロフェッショナル・グローバル信頼感調査に よれば、ドルは今後6カ月間、上昇する見込み。1612人が参加した今 回の調査では、世界経済見通しに対する信頼感は2カ月連続で低下し たものの、米経済に対するセンチメントを表す指数は上昇した。

ドルは今月、対ユーロで昨年5月以来の高値となった。ギリシャ の財政赤字問題が、欧州連合(EU)域内の経済成長の重しとなると の懸念が強まった。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト30人余 りを対象にまとめた調査の中央値では、米連邦準備制度理事会(FR B)が欧州中央銀行(ECB)と日本銀行より先に利上げに踏み切る と見込まれている。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの外国為替調査部門バイスプレ ジデント、メグ・ブラウン氏(ニューヨーク在勤)は「成長率の違い や金利格差、それに米経済がこれまでのところユーロ圏と比べかなり 良いという事実」がドルに有利に働いていると指摘。ギリシャは「ド ルの力強さをけん引する1つの要因」だとしている。

調査によれば、ドルに対するセンチメントを示す3月の指数は

66.39と、前月の55.72から上昇。指数が50を上回ると回答者がドル 上昇を予想していることを示す。同指数の最高値は、米証券リーマン・ ブラザーズ・ホールディングスが経営破たんした2008年9月の68.86。 ドルが資産の安全な逃避先として見なされた。

ギリシャ問題を受け、ドイツの投資家はユーロに対し07年11月 のユーザー調査開始以来最も弱気になった。ドイツの調査参加者のセ ンチメントを示す指数は20と、前月の37.5から急落。フランスは12.5、 スペインも21.48に低下した。

10年物の米国債利回りが上昇するとの見通しを示す指数は3月 に70.1と、前月の68.30から上昇した。利回り上昇の予想はドイツ、 フランス、スイスでも強まった。ドイツの指数は70と、前月の69.08 から上昇。フランスは68.75(前月66)、スイスは66.67(同65.58) となった。

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