ロンドン金融街で超高層ビル群の建設再開-賃貸料下げ止まりで

英国一の高層ビルの権益を一部保有 するカナダの資産運用会社ブルックフィールド・アセット・マネジメ ントは、ロンドン金融街シティーでさらに高いビルの建設を開始しよ うとしている。

64階建ての「ピナクル」は現在、シティーで2012年以降に完成 予定の唯一の大規模オフィスプロジェクトだが、その状況が変わろう としている可能性がある。

ブルックフィールドは今回デベロッパーとして、別のオフィスビ ルの建設予定地を探している。英最大の不動産投資信託(REIT) のランド・セキュリティーズ・グループは、2年前に棚上げした超高 層ビル建設プロジェクトの復活に向けて準備を進めている。

過去最悪のリセッション(景気後退)の影響で大半の不動産開発 が停止していたが、シティーの不動産はブルックフィールドなどの企 業の関心を再び集めつつある。ロンドンを拠点とする不動産会社キン グ・スタージによれば、高級オフィススペースの不足で、賃貸料は向 こう3年で07年のピーク時の水準に戻る可能性があるという。それが、 ブルックフィールドに追随するよう他の企業を促している。

ロンドンの別の不動産会社BH2の調査責任者、サッバス・サブ ーリ氏は「デベロッパーが再び建設準備に取り掛かりつつあるとして も驚きではない」と述べた。さらに「現在の問題はスペースの供給で、 需要ではない」と付け加えた。

ピナクルは完成時に高さ288メートルと、英国で現在最も高いカ ナリーワーフ地区の高層ビルを53メートル上回ることになる。ブルッ クフィールズは、カナダスクエア1番地に立つこのビルを所有するカ ナリー・ワーフ・グループに15%出資している。

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